ジンセイ入門

男子大学生の戯れ言

文筆家・古谷経衡氏「出版業界お先真っ暗。お金欲しい。もっと本を買ってください。」

ロンブー淳のラジオにて、古谷氏の話に不謹慎にも笑ってしまった。

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その話というのが、

「納税者として発言したいが、大した額を納めていないのでその資格はない。物書きで食っていくのは本当に大変。成功するのはほんの一握り。お金稼ぎたい。もっと書籍を買ってください。」

というものだった。

 

 佐川理財局長に対する国民の反発が高まる中、納税者として国に抗議する人々が増えているという。しかし、古谷氏は(謙遜なのだろうが)億単位で払っているのならいざ知らず、大した額を払っていない自分に抗議する資格はないという。

 

また、彼はいつにも増して後ろ向きな発言を続ける。

「出版業界の展望なんか、雨を通り越して゛暴風雨゛ですよ。皆さん僕のことを誤解しているようですけれど、本当に大変ですからね。なんなら、もっとお金を稼いで血税をお上に納めたいくらいです。」

謙遜だろうが、私はこんな赤裸々な発言を電波に乗せられる古谷氏に好感を持っている。

「独身なら、頑張ればそれなりの生活を送れるかも知れないが、執筆活動だけで妻子を養っていくのは難しいのではないか。妻が文筆家なら夫はサラリーマンでやっていくのが妥当(逆も然り)。僕の知人なんかは、執筆活動の傍ら内職をやっています。」

 

古谷氏の自身の職業と出版業界とに対する見方はたいへん暗いものだが、こんなにも彼の愚痴りを聴いたのは初めてだ。

早速、古谷氏の本を買いに行こう。いや、様々な作家の本を買おう。

より多くの人がが本を読むだけで、世の中が゛少しだけ゛動くのだろう。

私は「万事が目に見えない形でつながっている」という池波正太郎氏の考えに感銘を受けたが、その感が日に日に増している。因果応報。時間がある学生時代に本を読まねばならない。

 

古谷氏のこの話はradikoのタイムフリー機能で聞けるので、是非とも聴いてみてほしい。

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